宿根草 アリウム ‘ミレニアム’

■ ユリ科(ヒガンバナ科・ネギ科) 宿根草(耐寒性球根植物)冬季落葉種 ■ 学 名 : Allium 'Millenium'■ 花 期 : 夏■ 草 丈 : 20~30cm前後(生育後・花丈も含む)■ 株張り : 20~30cm前後(生育後・環境差がある)■ 耐寒性 : 強い(-15℃~-25℃ ※環境差がある)■ 耐暑性 : 強い■ 日 照 : 日向■ お届けの規格 9~10.5cmポット苗 従来のアリウムと違い、真夏に咲き、耐暑性が強い品種
花付きが抜群で、球状の可愛らしい花をたくさん咲かせてドーム状の姿になる
コンパクトな改良種で花壇の前方などに良い
植えっぱなしでよく育つ
~担当スタッフのコメント~2018年、世界の園芸業界で話題となった品種で、日本にも少しずつ入り始めています。
この品種は2000年頃にアメリカの育種家Mark McDonough氏により作出されており、決して新しい品種ではないのですが、長い間、愛栽されて2018年にその優秀さが認められ、アメリカ多年生植物協会よりプランツオブザイヤーを受賞しています。
この賞は400種以上の多年草がエントリーされ、その中から投票によって選ばれる、その年の大賞で、簡単に獲得できる賞ではないため、その優秀さが世界に示された、という感じでしょうか。
大きな話題となりました。
見た目は、春に咲く小型のアリウムや、チャイブに似ていますが、花が完全にポンポン咲きの球状になること、真夏にも花が咲き耐暑性が強いこと、という違いがあり、優れています。
一般的なアリウムが春に咲くのに対し、この‘ミレニアム’は主に夏に咲きます。
春は厚い葉がコンパクトなグラスのように茂り、夏頃から花を咲かせ始めます。
一般的なアリウムは夏に落葉、休眠しているのですが、この‘ミレニアム’は暑い中でも、次々に咲いて、寂しくなりがちな夏花壇を飾ってくれます。
また、種が出来にくい特性のため、花上がりが長続きするうえ、一輪一輪の花もちが良いことも大きな特長です。
秋に花が終わっても葉が落葉せずに残ります。冬になる頃に徐々に落葉して、越冬します。
成長の良い丈夫なアリウムなので、従来のような「小球根植物」の扱いではなく、植えっぱなしで放任でもよく育つ「多年草・宿根草」として扱えます。
そのため現時点では「袋入りの球根」の状態では流通せず「ポット苗」として流通しています。
生産側としても丈夫で苗が作りやすいです。
コンパクトな性質のため、ガーデンの前方に使いやすく、背の高い草花の足元をカバーしたり、ハーブガーデンにもぴったりです。
また、蝶や蜂が好むので、自然な雰囲気のガーデンにも似合います。
小型なので鉢植えにして飾ったり、寄せ植えにも面白いと思います。
基本的に、日当たり、水はけのよい場所を好みます。
暑さに強いのですが猛暑地では西日は避けた方が無難です。
寒さに強く、極寒冷地でも庭植えで越冬可能です。

お届けする苗について(当店は寒冷地です) |
通年、栽培管理を行いながら販売しておりますので、お届けの季節により苗の状態は様々です。おおよそ下記のとおりですのでご参照ください |
春~夏 | 落葉中~芽吹き~開花前~開花中または花後剪定済み |
秋~冬 | 紅葉中~落葉の途中 |
冬~春 | 低温管理していますので、こちら寒冷地では 冬~早春は地上部落葉中です |

↑苗の様子 秋頃 販売スタート時期につき若め

↑苗の様子 早春頃(休眠から芽吹きの状態)

↑苗の様子 夏頃 開花中
※季節により姿は大きく変化しますので参考程度にご覧下さい
基本的な管理 |
日 照 | 寒冷地 | 日向~やや半日陰 |
暖 地 | 日向~やや半日陰 |
耐乾性 | 普 通 | ある程度の乾燥に耐えます |
耐湿性 | 普 通 | ある程度耐えますが高温多湿は苦手 |
剪 定 | 花後、休眠時に枯れた花茎、葉を切る程度 |
肥 料 | 春か秋が適期 (ほぼ不要、生育が思わしくない場合のみ) |
増 殖 | 株分け |
消 毒 | 目立った病害虫はありません |
宿根草 アリウム ‘ミレニアム’